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三七 イエズスは多くの病人をなおされた
イエズスさまは、ペトロとアンドレア、それにヨハネとその兄弟ヤコボたちをおつれになって、ガリラヤ湖の岸のカファルナウムという町においでになりました。その日はちょうど安息日でしたから、会堂で人々にお説教をなさいました。イエズスさまのみ教えは、ほかの聖書学者(律法学者)たちの教えとは全く違っており、また非常に力強くおごそかなものでしたので、人々はその教えに驚きました。
説教が終わってから、イエズスさまは弟子たちといっしょに、ペトロの家へおいでになりました。ペトロの義理のお母さんは、そのとき、重い熱病で休んでいました。人々はイエズスさまに、どうぞなおしてくださいとお願いするので、近づいて起こされますと、たちまち熱がひいて起き上がり、すぐに台所へ行って、イエズスさまや弟子たちのおもてなしをしました。
夕方になると、方々から、人々がいろいろな病人をつれて、イエズスさまのおられる所へ来ました。町じゅうの人々はみな戸口に集まって、見ていました。イエズスさまがこれらの病人の上に手をさしのべられると、その病気はたちまち消えてしまうのでした。